ガブリエル・ガブリエラ×ギメルガーデン特別企画〖GG×GG〗展

“あなたを待つ魔法がここにある”

アートユニット「ガブリエル・ガブリエラ」が描く
精霊たちの物語『13月世の物語』に登場する
“魔法の〈 三種の指輪 〉”が
双子の彫金術師「ギメルガーデン」によりこの世に顕現する!

2日間の“奇跡の初コラボレーション展覧会”を開催します

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ガブリエル・ガブリエラ×ギメルガーデン特別企画展

〖 GG × GG 〗展

会期:2026年3月21日(土)、3月22日(日)
時間:14:00〜18:00
会場:十三月世大使館(入場無料・予約不要)

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本展では、物語〖13月世の白雪姫〗の中で白雪姫シンニードが手に入れる
“永遠の命を与える魔法の指輪”〈 三種の指輪 〉を初公開。
そして、複製限定指輪13点を受注販売いたします。

また、ギメルガーデンの“錬金術師の書斎”を思わせる魔術的造形作品と、
ガブリエル・ガブリエラの物語を一望できる新作を含めた作品も、
併せて展示販売いたします。

悠久の物語時空を絵画と造形で存分に愉しめる2日間。

あなたのお部屋に、
“物語への扉をひらく魔法”をどうぞお迎えください。

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三種の指輪

〈 三種の指輪 〉は、
冥界・地上界・天上界を現す3つの彫刻から成る指輪です。
指先の《冥界》部分にある
“死返彫(まかるかえしぼり)”中央の
〈冥界宝珠
(死返の玉、
生玉(いくたま)、
道返(ちかえし)の玉)〉には、
死者をも蘇らせる強靭な霊力が宿っていると謂れています。

指輪中央〈地上〉部分にある
ヴェシカパイシス(目玉型)中央紅い宝石は、
生命の樹の樹液から誕生した〈ルミア・ルブラ〉。

この宝石が融合することにより、
死者のみならず、
人形、アンドロイド、動物、あらゆるものに
“永遠の命を授けることができる魔法の指輪”
になったと謂れています。

ー 『13月世の時祷書』より
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初公開一点物の祝呪指輪〈 三種の指輪 〉は、
霊力が大変強いため、精霊達による封印を行い、
十三月世大使館にて2日間限定の特別公開となります。
ぜひこの機会にご高覧くださいませ。

〈三種の指輪〉限定13部の複製指輪は、
“死返彫”中央の〈冥界宝珠〉を封印し、
日常生活に支障が出ないように
お創りしておりますのでご安心くださいませ。

生命の樹から誕生した、
光の霊力を持つ紅い宝石
〈ルミア・ルブラ(生命の樹の樹液宝珠)〉が
あなたを幸福に導き
“ Wonder Child(本来の自分)”の
力を目覚めさせてくれる、
魔法の指輪です。

初回限定指輪は、
美しき神殿彫刻を施した宝石箱付き。

指輪とともに誕生する想い出達も、
箱の中に大切にお護りいたします。

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✧ 作品紹介 ✧


✦ ギメルガーデン(GimmelGarden) ✦

彫金師の兄妹による制作ユニット。
昨年20周年を迎えた。
大切にしているのは、
作品の背後にある「物語」をそっと想起させること。
形ある「物」を届けるだけでなく、
それを手にした先にある特別な体験や心の機微まで届くよう、
温度感のある表現を追求し続けている。
𝕏:GimmelGarden Tomohiro, GimmelGarden az

真鍮、銀製ブックマーク「Veste Celeste 」
真鍮製鉛筆キャップ「微睡の塔」


銀製、石:アクアオーラ ペンダント「Veritista Anastasis」


石:カーネリアン、ブルーアパタイト ランタン型ブックマーク
「Luce Guida」, 「Luce Guida Notte」


石:アクアオーラ ペンダント「星霜千里眼」
真鍮製/銀製


真鍮製フライス絵「Navigazione Alma」


真鍮、ガラス、コルク 「大事に保存瓶」


その他、うっとりして我を忘れてしまいそうになる
ギメルガーデン作品を多数、展示・販売いたします。

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✦ ガブリエル•ガブリエラ(Gabriel.Gabriela) ✦

武 盾一郎とポオ エ ヤヨによるアートユニット。
「Meet Your Wonder Child!」をテーマに、
『13月世の物語』と名づけた“未来の神話”を、
精霊たちの物語として制作。
絵巻や浮世絵に連なる日本の「物語絵」の系譜を、
少女漫画の叙情と繊細な線で現代絵画へ昇華し、
2人で1つ画面に描く。
現在、〖13月世の白雪姫〗を制作中。
𝕏:Gabriel.Gabriela, Take Jun Ichiro, Poe et Yayo

〖 13月世の白雪姫 〗


✥ 序章 ✥


§ 死神と眷属

『時計仕掛けの林檎』
369×267mm 2021年
ペン、グワッシュ、雲母、インク、パステル、墨、スワロフスキー、アルシュ紙

林檎を持ってこちらに語りかけるのは
《霧の國》の死神フロイデ様

〖 13月世の白雪姫 〗の物語が始まります

— 魔法の秘薬にリンゴを浸けよう 永遠なる始まりがしみこむように —


✥ 《霧の國》から《金色野原》へ ✥


§ 闇の精霊たちが棲む《霧の國》。魔女トワルと白雪姫シンニード。

聖母子像
— 霧の國の魔女トワルと白雪姫シンニード —
206×156mm(楕円) 2025年
ペン、顔料インク、スワロフスキー、グワッシュ、雲母、アルシュ紙


《霧の國》の魔女トワルの一人娘 〖白雪姫〗のシンニードは
13歳の誕生日に、女王になることが定められていた。

トワルはシンニードに
「世界で一番美しいこ、世界で一番運が良いこ」
と言って育てたが、
遊びたい盛りのシンニードにとって、城は美しい檻だった。

§ 「忘れられた月」という名の骨董屋

ある日、窓の外から真っ白なフクロウが真っ赤な林檎を持ってきた。
よく見ると林檎には鍵穴が空いている。

不思議に思ったシンニードはフクロウを追って後をつけて行った。
すると、木の空(ウロ)にある「忘れられた月」という名の骨董屋に着いた。
肩にフクロウを乗せた「レスモネ」という名の魔法使いは、
シンニードに「鍵」を渡す。


§ 《メアリーの部屋》

メアリーの部屋で始まりの扉は開く
99×59mm 2023年
グアッシュ、雲母、ペン、スワロフスキー、アルシュ紙


鍵穴の付いた林檎に鍵を差し込んでみると、
シンニードは林檎の中に吸い込まれてしまった。
中は色のない白黒の《メアリーの部屋》。

アップルティーの香りとともに現れた少女メアリーは、
《霧の國》の外にも豊かな世界があることを教え、こう告げる。
「迷ったら、〈楽しそうなドア〉を選ぶこと」
3度目にメアリーの部屋に訪れると、そこにメアリーはおらず、
三つの扉だけがあった。
その一つの扉を開けると、そこは海の中だった。

§ 《子守歌の国》

子守歌の国
331×227mm 2022年
インク、ペン、グワッシュ、パステル、雲母、アルシュ紙 


深い海は《子守歌の国》と呼ばれ
溺れて気を失ったシンニードは
〈揺籃歌の林檎〉の気球に助けられる

〈揺籃歌の林檎〉の気球の旅の間に
3歳の子どもの姿に戻ったシンニードは
光の精霊たちが棲む
《金色野原》に辿り着く。


§ 《金色野原》

In Fairyland ― “ 友情の林檎 ”を贈る《金色野原》の小さな精霊たち ―
230×230mm 2025年
グワッシュ、顔料インク、ペン、雲母、アルシュ紙


“友だち”を知らない彼女に
幼い精霊たちは手を差し伸べ
やさしく微笑む

そして、ひとつの林檎を贈る──
それは〈友情の林檎〉
シンニードは初めて
食べ物を「おいしい」と思った


✥ 〈三種の指輪〉を求めて ✥

§ 《霧の國》の襲来


金色野原で、幼い光の精霊たちに囲まれ、
シンニードは穏やかな日々を過ごしていた。

アリのダリズは、光の線で椅子や家を創る魔法で皆を喜ばせていた。
シンニードもまた、土や花で人形を作り、歌でそれらを動かす魔法が使えた。
二人の魔法は夜明けとともに消えるため、毎日が儚い祝祭だった。

そんなある日、
《金色野原》は濃い霧に包まれる。
《霧の國》の使者たちが現れ、“王女シンニード”を連れ戻しに来たのだ。
触れられた精霊や植物は白い宝石へと白化し、野原の光は奪われて闇に変わる。

ダリズは空中に光のシェルターを描き、
皆を《露鐘草の草原》へ避難させる。
そこには薬効をもつ露鐘草と、
預言の夢を視る精霊ライラの守護があった。

毛虫の王子ピッピも〈カナンカの鏡〉で魔力を跳ね返しながら命懸けで戦ったが、
シンニードを庇って白化してしまった。

女神チェーニは“時の魔法”で
ピッピの身体が朽ちるのを止め、
〈硝子の棺〉に納めた。
雨は雪へと変わり、静かに降り続け、
《金色野原》は真っ白になってしまった。

その夜、
エリザベス鳥のプップは時祷書から〈三種の指輪〉の記述を見付ける。
「〈三種の指輪〉があれば、白化したピッピを元に戻せるかもしれない」

シンニードはチェーニに抱かれ、〈冒険の林檎〉を授かる夢を見た。
目覚めると枕元には林檎があった。
ダリズもチェーニから〈三種の指輪〉を探すように告げられる夢を見る。

朝、〈冒険の林檎〉は2人の言霊に応えて宙に浮き、旅の始まりを告げた。

§ 《宝箱の海》と《ギーアの館》

宝箱の海 ― 悪魔ギーアの館にて ―
〈限定13部ジクレー版画〉
237×168mm スワロフスキー®加飾/手仕上げ


〈冒険の林檎〉に導かれ海辺へ来た二人は、
逢魔時に沈む“光の道”が階段となるのを降り、
宝石のような海の生き物が住む《宝箱の海》へ辿り着く。

そこで出逢うのが、
5歳の姿のまま成長を止めた桃海月の少女ロココと、
真珠色の幼い龍ローパー。
二人は海の魔女マーヤに育てられていた。

海底には悪魔ギーアが棲み、
海の命をさらって宝石や不老長寿の薬へ変え、
世界の輝きを奪っていた。

マーヤは、〈三種の指輪〉が《ギーアの館》の宝箱に眠ること、
そして海を護るためギーアを討つことをダリズに託し、魔法の剣を渡す。
ロココも案内役として同行し、
三人は深海の《ギーアの館》へ向かった。
ギーアは“瞳”の光で宝石に変える恐ろしい魔力があるため、
ダリズは鎧と盾を創り戦う。

ロココを守ろうとしたローパーは
瞳の光に射抜かれ宝石となり、固まってしまった。
ロココは号泣し、ギーアに見つかってしまう。

するとマーヤが援護に登場し、
その隙を突いてダリズはギーアにとどめを刺した。

剣は砕け、
ギーアの尻尾は“瞳の紋章のある三又槍”となり、
ダリズはそれを手にした。

館の13番目の部屋で宝箱が見つかり、
三又槍を鍵として開くと、
三つに分かれた〈三種の指輪〉が現れる。

指輪を完成させるには、
失われた“冥界/地上界/天界”それぞれに必要なものがあると示され、
旅はさらに連なる。
ロココはローパーを甦らせるため、二人と共に進む決意を固める。

見上げると、
ギーアの館の天井に描かれた「生命の樹」の絵から
一筋の光が差し込んでいた。

天井の絵を押すと、3人は、眩い光に包まれた。
天井の絵は、隠し扉になっており、
扉の外にでると、遠くに大きな枯れ樹が見えた。


§ 《イツの國》の《生命の樹》

生命の樹にて ― 天使アルと鳥たちの祝福のうた ―
301×196mm 2025年
グワッシュ、雲母、ペン、顔料インク、スワロフスキー、アルシュ紙


そこは、天使アル(アマリエル・ムーンダーナ)が棲む《イツの國》だった。
3人が枯れ木に近づくと、枯れ木となった《生命の樹》に、
天使アルはポツンと座っていた。
アルは、消え入りそうな声で話はじめた。

「《イツの國》は、美しい鳥たちの楽園だった。
大きく広々と葉を茂らせた生命の樹には、美しい花が咲き、
その花は楽園の鳥たちになった。
私の心の友“双頭の命命鳥(みょうみょうちょう)”
妙音鳥達と歌い、私たちは幸せに暮らしていた。
しかし、愛する鳥たちは、《12月世》の人間達による戦争に使われ殺され、自然破壊により亡くなってしまった。」


白雪姫シンニードとアリのダリズは、力を尽くし魔法をかけ、
かつての美しい鳥達と花々溢れる生命の樹を蘇らせた。

天使アルは立ち上がり、
蘇った花々や鳥達と共に歌い始め、ロココは鳥たちと踊った。
美しい声は《イツの國》に響き渡ってゆく。

しかし、その魔法は朝日が昇ると消えてしまった。

《生命の樹》にはたったひとつの〈分かち合いの林檎〉と、
一雫の紅い樹液《ルミアルブラ》が輝いていた。
天使アルはその林檎をシンニードとダリズとロココに差しだし、みんなで分け合って食べた。

〈ルミアルブラ〉を〈三種の指輪〉にかざすと
紅い宝石は磁石のように指輪の《地上界》部分に嵌った。

天使アルは“鳥達と生命の樹・永遠の理想郷”復活のために、旅の仲間に加わった。


§ 「隠された場所」にある《アメンティ神殿》

アメンティ神殿を護る双子猫“シュレーとディンガー”
〈限定13部ジクレー版画〉
237×168mm スワロフスキー®加飾/手仕上げ


シンニード、ダリズ、ロココ、アルの4人は、〈冒険の林檎〉に導かれ、砂漠に着いた。

見渡す限り何も見えない砂漠の中で、アルは話した。
「アメンティ神殿は、“隠された場所”にある、という言い伝えがある。
・・でも、この砂漠には、隠す場所はなさそうね・・」

すると、天空からシャラシャラと不思議な音が響いた。
4人が見上げると、巨大なカーテンのようなオーロラが降りてきた。
みんな口を開けたまま美しいオーロラに見とれていると、
オーロラの中から美しい光の神殿《アメンティ神殿》が現れた。

神殿には、双子の猫“シュレーとディンガー”が棲んでいた。
シュレーとディンガーは、語った。
「昔、私たちは《12月世》に双子の猫として生まれたが人間に捕まり、シュレーは殺されてしまった。 シュレーは《黄泉の国》で暮らし、生き残ったディンガーは、シュレーのそばにいるために、《黄泉の国》の境界に“隠された場所”として存在する、《アメンティ神殿》に住んだ。」

そして2人は、12月世の人間たちにより“悲しい死を遂げた動物たちの御霊”と、
《黄泉の国》から授かった宝石〈冥界宝珠〉を護っていた。

三つの部分に分かれていた〈三種の指輪〉と〈冥界宝珠〉を《アメンティ神殿》の祭壇に置き
シュレーとディンガーが息を吹きかけると、
バラバラになっていた指輪は、空中でひとつの完成体となった。

天使アルは、広い砂漠に、星の数ほどに広がる“動物たちの御霊”と墓を眺めていた。

「ここはあまりに悲しい想いに満ちている」

アルは、真珠の涙を落とし、天空のオーロラの中でレクイエムを歌った。

砂漠に広がる無数の光は、
鎖から解かれたように天に向かい飛び立ち、
オーロラは闇に溶けるようになくなると、
《アメンティ神殿》も不思議な双子の猫“シュレーとディンガー”も消えていた。

空には、静かに満天の星々が瞬いた。


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