13月世の世界

【13月世とは】

12月世は「この世」のことで 肉体のある世界

13月世は12月世と並行する 魂の世界

この世の命の数と 同じ数の魂が棲む世界
みなそれぞれが ふたつとない唯一の美しさを持っている


【13月世の時間と大きさ】

13月世の時間と大きさは
それぞれが感じる時間の長さ・存在の大きさ等によって
様々な時間と大きさ(質量)から成っている


例えば
塔の上でヴァイオリンを弾き続けているダニエルにとって
その時間は大変長く感じるゆえに 999999日目の出来事

三日月魚の存在も 彼にとって大変大きな存在であるゆえ
天空を泳ぐ巨大な魚の姿となっているが
ある者にとっては
塔の上のダニエルのヴァイオリン演奏を 一夜の出来事に
巨大な三日月魚の姿を 小さな星の大きさに感じることもある


ダニエルにとって999999日に感じる演奏時間も
聴く者にとってはほんの一晩のように感じることもある


【“霧の國” について】

13月世と12月世の狭間に存在する
闇の國・死の國 光の無い世界

13月世・12月世に住むことのできない
様々な魔物が棲む世界

どこにでも霧とともに現れ
霧が晴れるとともに消える

影の女王チェーニの話しによると
光のかわりに 雲のような霧がたちこめており
ゆえに“霧の國”と呼ばれている

霧の國には
冷たい讃美歌のような音楽が聴こえることもあり
12月世・13月世の音楽・香り・念(心)は届く
と謂われている

ピッピが乗る「チュチュ雲」は霧の國の雲でできている


【13月世の“宝もの”について】

13月世に住むものは
皆 生まれたときにひとつ
形ある“宝もの”を持って誕生する

塔の國のダニエルは “ヴァイオリン
ガブリエルは “美しい楯
毛虫のピッピは “ひな菊のペンダント
・・・といったように

“13月世で生まれ持つ ‘宝もの’ は
12月世では ‘使命’ という
目に見えない宝ものである”
という謂い伝えがある


<影の女王チェーニの5番弟子 エリザベス鳥プップの解説>

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