第五回展覧会『霧の國の魔女 トワル』

零月夜の鏡歌
— 霧の國の魔女トワルと使者・片目のシャーデンと死神フロイデ —
500×500mm


“《居場所の無いあなた》 さあ 私の國においで
悲しみも痛みもない 美しい人形にしてあげるえ
《特別なあなた》は 白く清らかな《霧の國》に相応しい”


12月世(この世)と13月世に出現する《霧の國》
そこには魔女トワルと使者たちが棲み
命あるものたちを拐って行く


薄暗い朝に濃い霧が立ち籠めるとき
誰かが居なくなる ・・・


ガブリエルガブリエラ第5回目展覧会
『霧の國の魔女 トワル』

アートラッシュ企画展Vol.266
『カーニバル ~カオスな夜~』展
2016年11月16日(水)~12月5日(月)
水・木・金・土  AM11:00~PM7:00
月・日・祭日   AM11:00~PM6:00
定休日:火曜日(入場無料)


『霧の國』公開プレゼント企画
原画、ジクレー版画をお買い求めくださったお客さまに、
小冊子『謎解き古文書 vol.1 — 霧の國の魔女トワル —』
 (エディションナンバー付)を
先着13名様にお付け致します。
(企画監修/エリザベス鳥のプップ)
謎解き古文書



<出展作品>


初公開の大作

零月夜の鏡歌
—霧の國の魔女トワルと使者・片目のシャーデンと死神フロイデ—


ガブリエルガブリエラ最大の新作物語絵を中心に
13月世の世界がアートラッシュに現れます


《霧の國》

霧の国の魔女トワル

12月世(この世)と13月世に出現する《霧の國》
そこに棲む<魔女トワル>は夢を伝って現れてくる


12月世・13月世に居場所がないと思う者
または、自分を特別と思う者を拐うと謂う


霧の國に拐われた者は心臓を抜かれた《美しい人形》となり
霧の中で自らが選んだ《特別である自分》を演じ続ける



霧の国の魔女トワルの使者
片目のシャーデン

霧から生まれ出た《六本足の一角獣バラッチュ》を操る
破壊的な美少女・片目のシャーデン

針靴を履き、闇鞭で心臓を射抜いて命を拐う



霧の国の魔女トワルの使者
死神フロイデ

《新月の鎌》と《死鳥の籠》を持ち
闇と霧に紛れて心臓を奪う美しい死神

霧の國の中では最も古くから棲んでいる使者と謂われている
美しい瞳と心臓を収集し食す美食家でもある

コウモリやカラス等、黒い翼ある生き物に姿を変えることもできる




******《13月世》******

12月世(この世)と並行してある
忘れられたもうひとつの世界
13月世

見えないけれど誰にでも視える


《金色野原》

13月世の入口に広がる金色野原
12月世(この世)の様々な場所や時間と繋がっている


瞳を抜けると金色野原
— 光と影の女王チェーニと
1番弟子毛虫のピッピ
5番弟子エリザベス鳥プップ —
φ200mm


光と影の女王チェーニの肖像
(楕円ジクレー・限定2点)

詩を歌いながら影を伝い
13月世・12月世・霧の國あらゆる時空を彷徨い歩く
13月世の女王チェーニ

慕う者は数多あれど
弟子は<毛虫のピッピ>と<エリザベス鳥のプップ>のふたりのみ

なぜか<霧の國の魔女トワル>と瓜二つ




お菓子などんぐりドラムを叩くピッピ
150×105mm

永遠の反抗期、3歳児の<毛虫のピッピ>は
光と影の女王チェーニの1番弟子

金色野原のどんぐりで作った
〝どんぐりドラム〟が得意な
目立ちたがり屋の寂しん坊


毛虫なので飛べないが《チュチュ雲》を操って
12月世と13月世を行き来する
※《チュチュ雲》は《六本足の一角獣バラッチュ》と同じく霧の國から生まれている




レイシー・デイズ・アイ
~本にのってお出かけするプップ~
148×100mm

お洒落な読書家で飛ぶのが苦手なエリザベス鳥のプップは
光と影の女王の5番弟子

《霧の國》のことも記してある《13月世の時祷書》を解読できる

13月世の歴史や知識に長け頭脳明晰ゆえ

12月世絵師達との打ち合わせに資料提供したり企画を持ち込むが
いつも〝ひとつ抜けている〟ところがご愛嬌

今回、原画・ジクレーをお買い求め頂いたお客様から
先着13名さまにプレゼントする
『謎解き古文書』(エディションナンバー付)もプップの企画


ピッピとプップ
1点もの着彩ジクレー
(スタンド付き)



《塔の國》

遠い昔、《霧の國》に覆われたことがあり
その時から時間が止まっていると謂われている


塔の上のヴァイオリン 弾き
— ダニエルの物語 —
329×148mm

《塔の國》に棲む孤高のヴァイオリン弾き
巨大な三日月魚に護られて塔の上でヴァイオリンを奏で続けている




《氷砂糖の湖

13月世の北風が眠りにつくところにある湖


ティリアのお城
— 氷砂糖の湖で—
330×210mm

氷砂糖の湖に、最も古くから棲む人魚ティリア
ティリアが棲む氷砂糖の湖の城には
13番目の開かずの部屋があり
永遠の恋人<ケルタス>との愛の想い出が眠っている

《塔の國》のダニエルが奏でるヴァイオリンと
《氷砂糖の湖》に棲む人魚たちの歌声は
時空を超えて共に響き合う
※毛虫のピッピはティリアがご馳走してくれる《氷砂糖のゼリー》が好き


ティリアとケルタス
— 氷砂糖の湖で—
(ジクレーのみ出展)

13番目の蝋燭の使者ケルタス

不老不死の人魚ティリアと限りある命を持つケルタスは
永久に《氷砂糖の湖の城》で暮らすことは叶わなかったが
ふたりの愛の想い出は氷砂糖の湖の美しい真珠や人魚の泡となり
今も13月世の伝説として語り継がれている





《露鐘草》

眠り続けるライラのゆりかご


ライラ・カンパニュラ
— 露鐘草のうた—
220×160mm

露鐘草の葉に包まれ眠り続けながら
12月世(この世)・13月世の現在・過去・未来を夢視るライラ

視る夢は露鐘草の実《夢実》に投影される

ライラが起きると
露鐘草の花は枯れてゆくと謂う
※毛虫のピッピは露鐘草の葉っぱで眠るのが好き




《記憶の薔薇の園》

《金色野原》のすぐ近く


記憶の薔薇
〜なんにも知らないアメ・ローズ〜
148×100mm


《記憶の薔薇の園》に棲む薔薇の精霊アメ・ローズ
アメ・ローズが差し出すローズリキュールを飲むと、忘れていた愉しく幸せな記憶を思い出す
けれども、アメ・ローズは何ひとつ覚えていないと謂う
※毛虫のピッピはアメ・ローズリキュールを飲みたいけど薄めたアメ・ローズジュースを飲む




《伝想花の木》

ディルとクルムが暮らす13月世の東の果ての伝想花の木


ディルとクルム
— 紅い花 白い花 伝想花—
148×100mm

《想い》を届けるために
12月世・13月世の空を飛び交う
伝想花の赤い花と白い花

想いを伝えるために《霧の國》に飛んでゆくこともある
霧の國に近づくと全ては白化(死)するが
伝想花が運ぶ《愛の想い》は、稀に霧の國に捉えられた者に届くと謂う
そのことから別名《希望の花》と呼ばれている

『ディルとクルム— 紅い花 白い花 伝想花—』には
アイアンスタンドが付いてます



《精霊の泉》

《金色野原》の向こうにそびえ立つ《忘却山》
その麓にある深い森《憂鬱の森》の奥にある聖なる泉


三日月魚のガブリエル(ジクレー)
ダニエルの音色 響くガブリエル(ジクレー)

《憂鬱の森》の奥にある《精霊の泉》を護る<虹色蝶のガブリエル>

虹色蝶の羽の輝きは霧の國の浸蝕を防ぐ力があるため
霧の國が近づいていることを知ると
虹色蝶達は大群になり上空を護る騎士となる
※毛虫のピッピは《精霊の泉》で泳ぐのが好きなのでガブリエルに怒られる



《思いがけない靴》

<月蜉蝣のガブリエラ>が履いている
思いがけないところへ飛んで行ってしまう靴


三日月魚のガブリエラ(ジクレー)
ダニエルの音色 響くガブリエラ(ジクレー)

《思いがけない靴》を履いて思いがけないところに行き
誰とでも仲良しになるガブリエラ

13月世に伝わる呪文「トゥクル・ティクル・ポロン」を唱え
空の輝きや美しいもの・植物等を宝もの(宝石)に変える
その妖力は<片目のシャーデン>の片方の目を隠し持っているから… という噂



その他のジクレー作品

『零月夜の鏡歌— 霧の國の魔女トワルと使者・片目のシャーデンと死神フロイデ —』
『瞳を抜けると金色野原— 光と影の女王チェーニと1番弟子毛虫のピッピ・5番弟子エリザベス鳥プップ —』
『塔の上のヴァイオリン 弾き— ダニエルの物語 —』
『ティリアのお城— 氷砂糖の湖で— 』
『ティリアとケルタス— 氷砂糖の湖で—』



〈武盾一郎の線譜4点〉

今年出版された小説家・星野智幸氏の作品集、『星野智幸コレクション』全四巻 (人文書院)の装丁の原画四作品(Ⅰスクエア・Ⅱサークル・Ⅲ リンク・Ⅳ フロー)を全て出展します。






線譜スクエア
250×250mm

線譜サークル
250×250mm

線譜リンク
250×250mm

線譜フロウ
250×250mm



〈ジュエリー・呪薬〉

ディルとクルムの紅い花・白い花《伝想花の呪薬》
ライラ・カンパニュラ《露鐘草の呪薬》
氷砂糖の湖に棲む人魚の想い出 ひんやり甘い《氷砂糖の湖の呪薬》
金色野原に広がる光り輝く花々のジュエリー・・・
精霊達の愛に満ちたジュエリーもたくさん出品します ***



























あなたとお逢いすることを楽しみにしております

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